過去に、チラシを1万枚まいた(ポスティングした)ものの、お客さんからの反応がまったくなかったことがありました。
思い切ってチラシの内容を新しく変えてみたのですが、それがお客さんの心にうまく響かなかったようで、結局は無意味に終わってしまいました。
その後、その失敗を踏まえて、もう一度内容を見直した新しいチラシを作ったところ、いつもの反応率が戻ってきました。
チラシに何を書くかという「内容」がいかに重要か、本当に良い勉強になりました。
出張買取にかかるコストと赤字のリスク
チラシでの集客は、想像以上にお金がかかります。
自分で印刷する場合でも制作に1枚2円ほど、それをポスティング業者さんに配ってもらうと1枚につき4円から5円ほどかかります。
つまり、1万枚をまくのに配る費用が5万円、印刷代に2万円かかるとしたら、合計で7万円のコストが先に出ていきます。
もし反応がまったくゼロなら、そのまま7万円の赤字です。これが2万枚なら14万円の赤字になってしまいます。
あまりにお客さんからの電話が鳴らないと、「もしかしてチラシに載せた電話番号が間違っているんじゃないか」と急に不安になり、自分のスマホから店の番号に電話をかけて確認したこともあるくらいです。
出張買取のビジネスは、まず広告費などの経費が先に出ていきます。
さらに、お客さんの家で買い取るための元手(現金)も用意しなければなりません。
売ってそれらを取り返すまでは赤字の状態が続くため、本業として本格的に取り組むなら、ある程度は失敗しても大丈夫なだけの資金をしっかり用意しておくのがいいと思います。
コストを抑えて副業から始めるメリット
資金に不安がある場合は、まずは副業として少しずつ始めるのもありだと思います。
自分の足で近所にチラシをまけば、かかる広告費は1枚2円の印刷代だけで済みます。
自分で動くことでコストを徹底的に抑えながら、新しい事業にチャレンジできるのは大きな強みです。
いざ出張買取の現場に行ってみて、もし荷物がそれほど多くない場合でも、その場でできる範囲の対応をすればいいですし、逆に荷物が多すぎて自分一人では運べない場合は、その場でお断りすることもできます。
そのあたりを、自分のペースでコントロールできるのはやりやすい部分です。
査定ミスと偽物を買い取るリスク
とにかくチラシでお客さんに呼んでもらうことさえできれば、その商品の相場はスマホを使ってその場で調べることができます。
ネットの相場に合わせて買取金額を出せばいいので、査定ミスをして大赤字になるということは、あまりありません。
ただし、ブランド品などの「偽物」を買い取ってしまうリスクには、しっかりと注意が必要です。
売ってくれるお客さん自身に悪意(だますつもり)がなかったとしても、結果的に偽物だった場合は、こちらが丸々赤字をかぶることになります。
そのため、最初は自分がよく知っているジャンルの商品や、確実に利益を取れると分かっているものからコツコツと実績を積み重ねていくのが安全です。
一発逆転を狙わず、着実に利益を積み重ねる大切さ
この事業を長く続けていくにあたって、最も大事なのは「絶対に事業を潰さないこと」です。
一歩ずつ確実に経験を積み重ねていくことが、結局は成功への一番の近道だと思います。
一発逆転を狙って無理に大きな利益を上げたとしても、強引なやり方はいつかどこかで行き詰まってしまいます。
まずは確実な利益を堅実に上げていくべきです。
稼げない可能性と、地域性の問題
出張買取は、やれば誰でも必ず稼げるという甘い世界ではありません。
チラシを攻める地域が、そもそも出張買取を必要としていない場所だったり、すでに強力なライバル業者がいて市場が埋まっていたりする可能性もあります。
また、運悪く他の業者と同じタイミングでチラシをまいてしまい、ポストの中で5枚くらいのライバルチラシの中に自分のものが紛れてしまう、といった不運もリアルに起こり得ます。
さまざまな原因が重なって、どうしても稼げない時期というものはあります。
だからこそ、すぐに諦めるのではなく、1年から2年ほど年間を通してじっくりやってみてから、本当に続けるべきかを判断するのがいいと考えています。