僕は個人で出張買取の仕事をしています。
今年で6年目です。
そこそこ稼いでいるし、楽しくやることができています。
でも、それも個人でやっているからだと思います。
もしも、どこかのお店に勤めてやることになったら逃げ出すことになりそうです。
出張買取の仕事をするなら個人経営がオススメ、貴金属・ブランド店のスタッフはキツそう
ミスの許されない、高額な買取はキツイ
僕はブランド品や貴金属がメインではありません。
だから、気楽なものです。
もしも、査定を間違って安く売れてしまったとしても、数千円損するくらいです。
でも、これが高いものだった場合、許されないことになってきます。
偽物をつかまされたらどうなってしまうんでしょう。
絶対に本物だと思った貴金属・ブランド品がメッキだった。
こういったことはあると思います。
長年やっているプロでも騙される世界です。
10万円支払って、全部が偽物だったら10万円の赤字。
それだけではなくて、交通費や駐車場代、人件費・広告費などもかかっています。
そんなことを数回繰り返してしまったら、一体どうなってしまうんだろう?
社員だったらその損失を自腹で補填しなくてもいいとは思います。
でも、絶対にそうとは限りません。
間違った買取をしてしまった場合はどうなるのかは、就職前に聞いておいた方が良さそうです。
断らないといけないのが嫌だ
出張買取に行くと買い取れないものも出てくると思います。
でも、それを持って帰ったとしても、どうにかできるものはどうにかできます。
転売すれば何とかなるものもあります。
安いけど、ヤフオクやメルカリに出せば売れるものもあります。
僕はそういったものも持って帰ってくることもあります。
お客さんに喜んでもらいたいからです。
でも、会社に勤めてやる場合はそういったことは許されないことでしょう。
余計なものを置くスペースを与えてもらえないと思います。
実際、大手の買取会社を呼んだお客さんの家に行ったことがありますが、すごい残されていました。
僕が全部を持っていったら、すごい助かったと喜んでもらえました。
がっかりされることが多くなってくると出張買取に行くのが嫌になってきてしまいます。
だから、どこかに属して買取をするのは僕には無理そうです。
お客さんの気持ちよりも売上・利益
とにかく売上・利益をあげなければいけません。
それにつながらないお客さんには何もできません。
それが仕事かもしれませんが、個人の場合は自分のやりたい様にやれます。
よくしてもらったお客さんには、こちらもよくしようと思えます。
その結果、たまには赤字になるお客さんもいます。
でも、そうやって目の前のお客さんのことを考えて買取をつづけていくと、絶対にすごい利益をくれるお客さんが現れます。
ああやっぱりこういったやり方でもいいんだなって思えます。
普通の会社では許されない、甘いと言われてしまうやり方、でも利益の出るやり方をできるのが個人のいいところです。
高いものを出してもらう買取は難しい
もしも、お客さんの家に行っていいものが出てこなかったら、自分のせいになります。
他の社員がいいものばかり買い取ってきていたら、つらいです。
買取は運によるところもあるとは思います。
たまたま他の人が行った家が、いい家だったということは多いです。
でも、そんなことは言ってられません。
いいものが出てこなくて売上が上がらないのは、行ったやつが悪いってことになると思います。
そうなってくると、歩合制の場合、まったく給料が増えていきません。
出張買取の仕事はいくらでもサボれるので、歩合制になるんじゃないかな。
何も買い取らなくても許されたり、利益のあまり出ない買取もしていいのなら、楽すぎる仕事です。
でも、なるべく安くいいものを買い取らないと怒られると思います。
そのスキルが出張買取人としてのスキルだと言われそうです。
僕の場合は、そんなスキルがなくてもどうにかなっています。
ほんとう気楽なものです。
買い取ったものをチェックされたくない
なんでこんなものを持って帰ってきたんだ!って絶対に言われてしまう買取をしています。
それでも、利益がちゃんと出ているからいいだろうって思いますが、そんなことは雇われていたら言えません。
この余計なものを置くための場所代は誰が払っているんだ!
ゴミを持ってくるんじゃない!
それは徹底しろ!
そうしないと給料を下げるぞ!
って、言われそうです。
トータルで見てプラスになって、本人が無理なく出来ていればいいとは思うのですが、会社でやる場合はそうもいきませんね。
一見、余計なことに見えても、それをやることによって、お客さんに信頼してもらえていいものが出てくることもあります。
でも、それって絶対じゃないし、そんなことがしばらくつづかないこともあります。
だから、それを実証するのはとても難しいことです。
そんな主張を偉い人に言う勇気は僕にはありません。
考えれば考えるほど、どこかに雇われて出張買取をするのは無理です。
これからも1人でひっそりと、自分のやりたい様にやっていける様にがんばります。