出張買取で独立起業する。
そう考えたとき、いきなりすべてを賭けるのはきついです。
この仕事は、実際にやってみないと自分に合うかどうかが分かりません。
思ったよりお客さんと話すのが苦手かもしれない。
重たいものを運んで、体がついていかないかもしれない。
数件なら、良いお客さんばかりで楽しくできるかもしれません。
でも、数十件と回れば、理不尽で嫌なお客さんにも必ず当たります。
そこで心が折れて、「やってられない」と思う可能性は十分にあります。
何より、そもそも稼げないかもしれない。
チラシを何千枚と撒いても、反応がまったくゼロの日だってあります。
だから、まずは古物商の許可を取ること。
話はそこからです。
許可が取れたら、チラシを撒くかネットで集客を始めます。
そして、週末だけ現場に行く「週末起業」からスタートします。
小さく始めるなら、大したお金はかかりません。
まずは自分の適性をテストする。これが一番の選択肢です。
会社員としての生活が長いなら、そのスタイルが体に馴染みまくっています。
長年染みついた習慣を変えるのは、至難の業です。
新しい生き方に慣れるまでは、副業としてどっちつかずの状態でやるのが賢いです。
自分で起業すると、本当にすべてを自分で決めなければいけません。
スケジュールはいくらでも詰め込めます。
でも、それで自分がどれくらい疲弊するのか。
こればかりは、現場の空気感を肌で味わわないと分かりません。
独立を決めた瞬間は、誰でもスーパーマンになったような気持ちになります。
万能感に包まれて、何でもできると勘違いします。
でも、そんな高い熱量は、数週間もすれば絶対に冷めます。
大事なのは、その熱が冷めたあとのことです。
・高揚感が消えても、淡々と動けるか
・冷めた状態のままで、行動を続けられるか
これこそが、生き残る起業家に必要な本当の「スキル」です。
モチベーションに頼っているうちは、プロとして稼げません。
自分にそのタフさがあるかどうか。
それを見極めるために、週末起業で自分を試してください。
小さく始めて現場に立つ。
そうすれば、綺麗事ではないリアルな現実が、嫌というほど見えてきます。